ヒューマンファクター研究グループでは、ヒューマンエラーの低減やヒューマンパフォーマンスの向上、組織の安全文化の調査・測定や改善など、原子力発電所における事故の防止、安全性向上のための人的側面からの調査・研究に取り組んでいます。

人的側面に着目した研究

ヒューマンエラー低減やヒューマンパフォーマンス向上のために、人間科学・社会科学等の知見に基づいて人間の行動に関する研究を行っています。また、リスクマネジメントを念頭に、教育・訓練や事象分析手法などに関する実践的な研究にも取り組んでいます。

開発した「たいかん訓練」の様子                                                       出典:関西電力「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取組みのさらなる充実(ロードマップ)」の2019年度下期の進捗状況および2020年度以降の計画について【概要版】」(2020)
行動調査結果についての検討の様子
視線計測結果についての検討の様子

組織環境の改善を通して社会に貢献

組織の安全風土・安全文化に関する調査研究を行うとともに、モチベーションやコミュニケーションなどに関する研究にも取り組んでいます。組織の現状調査やコンサルティング活動を通じて社会に貢献したいと考えています。

効果的な安全活動を実施するために、組織を運営する人たちの羅針盤となる情報を提供
調査報告会後の意見交換の様子

主な成果 -書籍・冊子-

安全文化をつくる 新たな行動の実践(日本電気協会新聞部)
安全風土の探求(プレジデント社/2003年)
リーダーシップと安全の科学(ナカニシヤ出版/2001年)
技術者のモラル(丸善プラネット/2003年)
実践 ヒューマンエラー対策(日本電気協会新聞部/2010年)

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