技術システム研究所原子力発電の安全性・信頼性の一層の向上を求めて

原子力発電の安全性・信頼性の一層の向上を求めて
高経年化問題に包括的に取り組む

 高経年化研究センターには、機器・構造物の安全裕度を的確に把握する観点から、経年変化の挙動を把握・予測するための研究を推進する熱流動・構造グループと材料グループ、また、経年変化の程度(欠陥の大きさ等)を把握するための技術開発を推進する検査技術グループ、そしてこれらのグループが取り組む高経年化研究の企画、調整を行う計画グループが設置されています。
 原子力発電所の長期運転に際しては、機器や構築物の経年劣化事象だけでなく、品質保証や保守管理面での劣化事象が生ずることが懸念されます。高経年化研究センターでは、社会システム研究所と連携することで、機器や構造物にとどまらず、品質保証や保守管理面での劣化防止など、高経年化の包括的な研究に取り組んでいきます。
 高経年化研究センターでは計画グループを通じて、高経年化に関する情報の収集、社外組織との連携を更に強化し、漏れのない研究課題の抽出と、電力会社のニーズや社外研究機関との整合を図りながら研究を推進し、原子力発電所の現場の高経年化対策に貢献できるような成果の発信をめざします。

「高経年化」とは、原子力発電所を構成する機器材料が長期間使用されることをいいます。
日本では1970年に最初の商用軽水炉が運転を開始しており、原子力発電所の中には営業運転開始後の経過年数が40年以上のものが出てきています。

グループ

  • 高経年化研究センター
    熱流動・構造グループ

    原子力発電所の機器・配管の
    強度を熱流動評価および
    構造評価に調べ、トラブルの
    未然防止を図る研究
  • 高経年化研究センター
    材料グループ

    原子力発電所の
    構造材料における腐食、
    照射損傷など
    劣化挙動に関する研究
  • 高経年化研究センター
    検査技術グループ

    原子力発電所の機器・材料の劣化
    程度を検出・評価できる非破壊検査
    技術および設備の劣化診断、状態
    監視、寿命評価技術に関する研究